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『香』 令和3年希望の一文字
令和3年 希望の一文字は『香』
更新日:
2021.01.17
令和3年 希望の一文字は『香』
前回の「翁」がある種の神だとすれば、そこに必ず伴っているのが佳い「香」である。
震災から九年後にコロナ禍に遭った我々は、これまでの暮らしを見直し、自らに「戒律」を課して「斎戒自新」の香(かぐわ)しい生活を目指すべきだろう。実際に香を焚き、心を清める時間も大切にしたい。
むろん花木や土、水など、自然の発する香りにも敏感でいたい。また人と人との間は、しばらくは「即かず離れず」思い遣る。「おもいやり」とは元々、距離あればこその香しい心づかいである。
玄侑 宗久
*歴代の「希望の一文字」*
●平成22年『発』・平成23年『根』・平成24年『興』・平成25年『地』・平成26年『破』・平成27年『竹』・平成28年『生』
⇒続けると、「発根興地破竹生」(根を発し、地を興す破竹の生)という七言絶句が完成します。
●平成29年『夢』・平成30年『醒』・平成31年『遇』・令和2年『翁』・令和3年『香』
⇒続けると、「夢醒遇翁香○○」となり、残り2文字で七言絶句が完成します。残りの2文字は、どんな文字になるのでしょうか。